FLY FISHING

SEASONALITY

宮古諸島は高温多湿な亜熱帯海洋性気候。1年を通して水温が高めで常に魚の活性が高く、多彩な釣りを楽しむことができます。

3月~5月中旬 水温が上がって高活性な条件が多くなり、いきなりサイトフィッシングのハイシーズン突入です。4月には気温が30度を超える日もありますので、熱中症・日焼け対策は万全に。

5月中旬~6月中旬 梅雨シーズンとなりますが1日中雨ということは殆どなく、スコールのような雨が降りますが頻繁に晴れ間も訪れます。あらゆる魚種が超高活性!

6月中旬~9月 梅雨明けし夏本番。灼熱の太陽のもと、ホワイトサンドフラットに影を落として現れるターゲットにフライをキャストしていると、ここが日本であることを忘れるかも知れません。8~9月は毎年数回の台風が宮古島近海を通りますが、台風通過中の暴風時以外は非常にエキサイティングな釣りが楽しめます。

10月~11月 日差しは強く気温も30度を超える日が多くあります。まだまだ水温も高いので魚達の活性は高く、爆釣なんてこともしばしば。

12月~2月 北寄りの風が吹く日が増えますが水温は20℃を殆ど切りません。風が弱めのキャスティング日和には良い釣果が期待できるでしょう。もちろんサイトフィッシングも可能で、なかにはロウニンアジを釣ったお客様も。

SIGHT FISHING

普段は淡水中心でフライフィッシングを楽しんでいるけれど、ソルトウォーターって、サイトフィッシングってどうなんだろう?と言う方も多いかと思います。

渓流や湖でのライズやサイトでのフライフィッシングは、最高にエキサイティングな釣りですよね。渋いライズを繰り返したり、クルージングしながら餌を探すトラウトにフライを送り込み口を使わせた時の達成感。また山岳渓流を遡行しながら、次々と現れる難しいポイントにフライを滑り込ませたり、魚影を見つけて狙い撃ちして合わせが決まった瞬間の高揚感。このような、まるでハンティングみたいな釣りが私は大好きです。(もちろん湖や海でのシンキングライン等を使った読みの釣りも大好きですが)

私自身、長年に渡って様々なフライフィッシングを経験し楽しんできました。そしてシャローフラットでのサイトフィッシングも、正にハンティングのようで非常に興奮度の高い釣りのひとつなのです。

サイトフィッシングは多くの場合、水深数10cmほどの非常に浅いシャローフラットを、魚を探しながら静かにゆっくりと歩きます。射程距離内のテイリング(捕食行動により尾鰭が水面に出ること)や、泳ぐ魚の進行方向のベストな位置にフライをキャストし、リトリーブして誘いをかけます。全てが上手く運べば、激しい水飛沫と共に至福の時の始まりとなります。

シャローフラットにてサイトフィッシングをメインにご案内いたします。ターゲットはチン(ミナミクロダイ)やトレバリー類(オニヒラアジ・カスミアジ・クロヒラアジ・ロウニンアジ等)、パシフィックターポン、レディフィッシュ、ゴマモンガラ等のトリガーフィッシュ、フエフキやフエダイ、サギ類(ツッパリサギ・セダカクロサギ等)、そしてシロクラベラやハギ類、何種類ものハタ等々、非常に多彩です。時折、コガネシマアジ(ゴールデントレバリー)やマルコバン(パーミット)、カイワリ(ナンヨウ・ホシ)などがシャローに入ってくることもあります。20~30kgのロウニンアジが射程に入ることも多く油断できません。

未経験の方は色々と不安があるかも知れませんが、経験豊富なガイドがサポートいたしますのでご安心ください。

フライフィッシング初心者の方も大歓迎です。

EQUIPMENT

◆FLY ROD #7~9のロッドがメインとなります。ミナミクロダイのみであれば#5~6でも対応できることが多いのですが、オニヒラアジ等のトレバリーが不意に現れたりしますので7~8番が安心です。風が強めの際に素早く一発でキャストを決めるために、大物を確実にキャッチするためにもバットがしっかりしたファストアクションのグラファイトロッドをお奨めいたします。予備として#6、#10~12(大型ロウニンアジ等の怪物級に出逢ってしまった⁉場合の保険?)など。もちろん好みや遊び心も必要ですので、これでなければダメという事ではありません。私もバンブーロッドやグラスロッドで楽しむことがあります。また予備ロッドのご持参をお勧めします。

◆FLY REEL 下記のバッキングラインを巻いたうえ、フライラインが収まるサイズ。ドラグが強力かつスムーズでソルト対応のものが理想です。トラウト用のクリックブレーキは大型魚のジェットランには不向きとも言えますが、あえて使うという強者は自己責任で・・

◆FLY LINE サイトフィッシング用はWF6~10F。暑さに強いトロピカル対応ソルトウォーター用ラインを強くお勧めします。淡水用は暑さでラインが柔らかくなるため、絡みやすくトラブルの原因となります。サイトフィッシングがメインですが、待ち伏せブラインド用としてシンクティップライン・インターミディエイト・フルシンキング(tipe5前後)等があるとあらゆる状況に対処できるでしょう。

◆LEADER フロロカーボン製テーパーリーダー9~12フィート(0~03X・12~20LB)にフロロカーボンティペットを3~4フィート。超シャローでは水に浮くナイロンリーダーも有効ですが、ティペットは必ずフロロカーボンを使用します。ナイロンよりフロロカーボンの方がより水に近い屈折率のため、そしてしっかり沈むため、魚に見切られにくいからです。

◆TIPPET フロロカーボン12~16LB(3~4号)3~4フィート。大物用の20LB以上またはショックリーダー等のシステムについてはこちらで準備いたします。(もちろんご自身で準備していただいても構いません)

IGFA世界記録・JGFA日本記録の申請のご希望あればお手伝いいたします。常時デジタルスケールを携帯しています。

◆BACKING LINE PEライン4~5号を最低でも150m、できれば200m以上巻いてください。20~30LBダクロンでも構いませんが、より大きなリールが必要になる場合があります。ミナミクロダイであればバッキングまで出されることは殆どありませんが、トレバリーやタマン(ハマフエフキ)のファーストランは尋常ではありません。バッキングラインとフライラインの間にスペーサーライン(ショックアブソーバーの役割)を入れるのも良いです。またバッキングのフライライン側はビミニツイストや三つ編みでダブルラインにすることをお忘れなく。よく解らないようでしたらお手伝いしますのでご安心ください。

◆FLY ご自身で準備される場合は下記を参考にしてください。ガイドフライも十分用意しております。

#4~8程度の太軸フライフック、管付伊勢尼9~10号程度のフックサイズで甲殻類を模したフライ。アイはブラスアイ1/8やボールチェーン3.2mmの軽いものが中心。ブラスアイ5/32のパターンもあると良いです。色はタン、オリーブかブラウン、ブラック、オレンジのバリエーションがあると良いでしょう。

パターンはクレイジーチャーリー・マーキンクラブなど世界各地のフラットで有効なフライ、各地のクロダイ・キビレ等で実績のあるフライ。8~10号程度のモノフィラメントのウィードガードをつけた方が良いです。

小魚を意識した5~10cmのサーフキャンディー、クラウザーミノー、EPミノー。トップウォーター用のポッパー、ガーグラー等。

◆POLARIZED GLASS 偏光グラスは非常に重要なアイテムです。レンズの性能によって魚の見え方に大きな違いが出ます。レンズカラーはセレン、ローズ、ラスターオレンジ、ライトブラウン、スーパーライトブラウン等がお奨めです。渓流等で有効とされるイーズグリーンはお奨めしません。

◆OTHERS 速乾性の高いウェア(上下)・サンマスク・帽子・グローブ・レインウェア・ネオプレンソックス・ウェーディングシューズ(フェルトソールがオールマイティですが、ラバーソールでも大丈夫です)・フィッシング用バッグ(防水性の高い専用のスリング等はフライラインが絡む等のトラブルがありません)

3~5月と10~11月の曇天・雨天の場合、気温と風の状況によっては肌寒さを感じる場合もありますので、速乾性タイツ(沢登り用など)・ネオプレンソックス・レインウェア(風よけ・保温)・サンマスク(保温にも有効)・グローブ(保温にも有効)等は是非ご準備ください。

日焼け止めは年間を通して強い日差しをしっかり防御できるSPF50を推奨します。

ラインバスケットフィンガーガード(ストリッピングガード)・ペットボトル用ドリンクホルダー。

その他ご不明なことがありましたら、ご予約の際にお気軽にお尋ねください。

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